2021年のショパンコンクールで日本人の方が2位、4位に入賞されましたね🎉

2位の反田恭平さんはポーランド国立ワルシャワ音楽院の研究科に通っていらっしゃるそうで。勝手に親近感☺️

私は同じくポーランドでしたが、クラクフ音楽院の研究科に通っていました。

日本で言うとワルシャワは東京、クラクフは古都、京都と言う位置付けです。

反田さんはショパンコンクール2位入賞と、素晴らしい快挙を遂げられたわけですが、私はポーランドで何を学んできたのでしょうか・・・そして、それを今生かせているのでしょうか・・・

たくさん学び、今に生きています😆

技術面はもちろん色々なことを学ぶことができました。

せっかくポーランドに留学するのですから、やはりショパンを中心に勉強することができました。

ショパンはポーランド人とフランス人のハーフですが、ポーランドで生まれ育ったこともあり、自国愛がすごく強いです。戦争のせいでポーランドを出国しなければならなかったことも想いを大きくさせたのでしょう。

ショパンの曲にはポーランドの舞曲があったり、曲の中にポーランドの子守唄をモチーフにしたメローディーが入っていたり。

ポーランドで生活していると、そういった音楽を常々感じられるのでより深く知ることができます。

 

留学中に印象的だったことがあります。

クラクフに住んでいた時、リストの曲が弾きたくて、楽譜を探したのですが見当たらず(当時はインターネットもそれほど発達していませんでしたので)旅行を兼ねてハンガリーのブダペストまで行きました。(リストはハンガリー人)

学生でしたので夜行電車で、宿はホステル。

夜ホステルのベッドで寝ようとしていると隣のサロン(居間的な部屋)からワイワイ声が聞こえます。

「わたし、笛が吹けるのよ!今あるから吹いてあげるわ!」

「オーイェー!」

♪ピーヒョロピーヒョロ〜♪

”グリーンスリーブス”だったかな〜?何の曲だったかは思い出せませんが、日本だと小・中学校でみんなが吹くような曲でした。

”タンギング”もしっかりできていないような吹き方で・・・

でも、曲が終わると

「ブラボー!!すごいなぁ!もっと吹いて!!」

と、大盛り上がり😂(私は寝たかったので少し静かにして欲しかったんですけどね・・・)

日本だと、人前で何か演奏する時は、ある程度技量がないと恥ずかしいような雰囲気がありませんか?

でも、外国では、こうやって少しでも演奏することができたら演奏して、みんなで楽しんで。

そうか。音楽って、こういうことだよな。と思った出来事でした。

他にも街を歩いたり、生活する中でみんな音楽を普通に愛しているのです。アパートで留学生がピアノをガンガン弾いていてもみんな暖かい目で見守ってくれますし😇

そんな経験の積み重ねが今の私がレッスンを行う上での信念を作ってくれたのではないかと感じています。

”ピアノ(音楽)はすべての人が楽しむべきもの”

もちろんコンクールで優勝!というのも素敵で、素晴らしいことです。

でも、私が目指すのは、ピアノが好きな子(や大人)が楽しんで弾くということなのです。

ピアノは才能ある一部の人のためだけにあるのではなく、すべての人が楽しんだり、癒されたりしながら生活の中に当たり前にあるものであって欲しいなぁと願っているのです。

目指すところがある子には私の経験全てを伝授し、一丸となって取り組みますよ!それもピアノの楽しみ方の一つだと思います!

ピアノを楽しむだけでなく、目標を持って取り組み、努力を重ねる。そういう部分も大切なことです!!ゆるーくレッスンしましょうね。と言っているわけではありませんのでお察しください😊

努力すら楽しめるのが理想ですよね😊

とりとめのないお話になってしまいましたが、ショパンコンクールのニュースを聞いて思ったことでした。

 

24日の発表会に向けてみんなそれぞれ努力してきました。

本番は楽しんでピアノを弾きましょうね!

私も今回ショパンの曲も弾きます。ショパンの曲を弾くときは必ずポーランドの景色や風、歴史背景などを想いながら弾きます。

伝わるかどうかは分かりませんが、心を音楽に込めて弾きたいと思っています(あぁ、緊張が邪魔をするかも〜😅)

 

当ピアノ教室(高浜市)ではみんなに楽しんでピアノを習ってもらえるようレッスンを行っています。

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