「お願いします!」

大きな声で挨拶してくれた小4のS君の初回のレッスンが始まりました。

S君は4月から2ヶ月程他教室で習っていたそうです。

さすが4年生。受け答えもハキハキと、しっかりでき、音符や記号の理解もしっかりできています。

「S君、今どこまで弾けるか先生はまだよく分からないから、とりあえずここから。もうできるよ!ってこともあるかもしれないけど、復習だと思って練習していこうね!」

「はい!」

新しい曲の譜読みを始めます。

まだ音符を読むには少し時間がかかりますが、これは慣れの問題なので、大丈夫!

「ミードーミーレー〜あ!違った!」

弾き間違えをすると焦ってしまうS君。

「大丈夫だよ〜!始めての曲だし、間違えるのは当たり前〜!間違えに気付いてしっかり直して弾けてるから、いいね〜!」

「次はね、左手の音は切れていいんだけど、その時の右手はつなげて弾きたいから、ちょっと細切れにして練習するよ!」

細かくて難しいことにも、しっかりついてきてくれ、できない時は何回もトライしてくれます。

前の教室で、しっかり教えてもらってきていたのがよく分かります。

 

こんなにしっかりレッスンできていたのに、なぜ教室を移動してきたのか。。

先ほども書きましたが、S君は4年生の4月から他教室でピアノを習い始めたそうです。

少しずつ音符にも慣れ、弾けるようになってきたようですが、2ヶ月たったところで先生に、ご自宅にアコースティックピアノ(電子ピアノではなく、本物のピアノ)を購入するよう言われたそうです。

ご家族で購入を検討された結果、自宅にピアノを置くことはできないという結論になり、本物のピアノがないとレッスンはできないと言われ、教室を退会されたそうです。

でもS君はピアノを弾きたい!習いたい!

ということで、自宅には電子ピアノしかないけれど、受け入れてくれる教室を探して当教室に来てくれました。

 

正直言って、電子ピアノで練習するのと、本物のピアノで練習するのとでは、全く違います。

私も選択できるのであれば、本物のピアノを強く推しますが、なかなか難しいですよね。

置く場所も必要ですし、何より音が出るものですから、ご家族の状況、ご近所への配慮等を考えると、”本物のピアノは置けない”という方は多いかと思います。

そして、ピアノを習ってどうなりたいのか。

私がS君のお母様に伺ったのは

「将来ピアノの道に進みたい(進ませたい)とお考えですか?」

お母様の答えは

「NO」

本人が弾きたくて、楽しく学べるなら。楽しく続けてもらいたい。と。

だったら、電子ピアノでも充分ではないかなと私は考えます。

このHP上でも何度も書いていることですが、私はごく一部の”とても良く弾ける”人たちだけがピアノを学ぶのではなく、なかなか指が回らなくても、弾くことが楽しい!ほんの少しずつでも上達して弾ける曲が増えることが嬉しい!

そういった、ピアノを弾きたい全ての人にピアノを学んで、楽しんでもらえたらと願って、この教室を開催しています。

楽しく学ぶ中で、「ピアノの道に進んでみたいな」という考えが出てきたら、その時に改めてピアノのことを考えればいいのではないでしょうか。

もちろん、最初から本物のピアノを置ける環境にある方は是非ピアノを用意してあげてください😊

まずは電子ピアノか本物のピアノかよりも、毎日の練習が大切で、上達の鍵です🗝️

S君はしっかり練習してくれているようで、これからどんどん上達して、いろんな曲が弾けるようになりそうで楽しみですね!

 

 

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