「お辞儀からやってみようか〜」
「ん?」
「ここにお客さんが座ってるから、ピアノの前に出てきたら、お辞儀をして、それから弾き始めるんだよ」
ぺこり。
「あ、ちょっと待って!お辞儀をして、顔を上げたらすぐに歩き出すんじゃなくて、顔を上げて1回前をしっかり見てから、椅子に座ってね!もう1回やってみて!」
ぺこり☺️トコトコ。。
「そうそう。その方が素敵だよ〜」
今回の発表会は、初めて出演する子がほとんどです。
特に小さな子は、どんな雰囲気なのか、発表会の流れがどんな風なのかもよく分かりません。
ですので、あらかじめ説明したり、お辞儀の練習をしたり。そんなことも練習しています。
次のレッスンの子が入ってきたら、弾き合いもしてみます。
「緊張の練習するよ〜!」
譜面台をどかして、本番に近い形で弾いてみます。
「え〜!そこ、はずれるの?」
「そうなの。本番もこんな風になってて、ピアノの中が見えちゃうけど、そっち見ながら弾かないようにね😁見たかったら今のうちに見ておいて!」
本番でピアノの中のハンマーがピコピコ動くのに気を取られて、集中できないこと。あるある💦
お辞儀から練習したり、誰かがひとり聞いてくれているだけで、結構緊張するものです。
「あ〜!きんちょうした〜!」
という子や、黙々と弾く子。
色んな子がいます。
そんな様子を見ながら、レッスンの最後や、本番前にかける言葉を考えます。
緊張すると早くなっちゃうなと思う子には
「緊張すると、早くなっちゃうことが多いから、ゆっくりゆっくりって思ってね!本番前の練習は特に、ゆっくり練習してね!」
緊張して弾き直してしまいそうな子には
「この部分、緊張したら忘れてしまうかもしれないから、音を確認しておこうね!大丈夫だと思うけど、もしもどうしても分からなくなったら、次の部分に飛んでいいからね!」
間違えることを怖がっている子には
「大丈夫!多少間違えても、しら〜ん顔して弾いていけばいいよ!多分先生しか気が付かないから!私失敗してませんよ〜!上手に弾けてますよ〜!って顔してね!」
などなど。。。
そういった声かけで、結構安心した顔になる子が多いのです。
「じゃぁ、日曜日、楽しみにしてるね!」
みんなの可愛いワンピースやドレス姿、一生懸命頑張っている姿。とっても楽しみです💕
緊張すら楽しめるといいですね!
と言いながら、一番緊張しているのは私だと思います😅
昔から人前でピアノを弾く機会が多いからか、人前で何かをすることは全く緊張しないのですが、ピアノを弾くことだけは超緊張するのです・・・(アレ?)泣きそうになるくらい😭
先生も緊張してるんだから、大丈夫大丈夫!
みんなで頑張りましょうね❣️