小学6年生のM君は私が見始めた2年生の頃は楽譜を自分で読むことはせず、先生の弾いた指や鍵盤の場所を覚えて弾くという感じでした。
途中”嫌だ！”と思うこともあったと思います。気持ちがピアノに向かない時もあったと思います。それでも少しずつ、少しずつ、努力を重ねて、今では自分で楽譜を読んで弾くことができるようになりました。
そして、「習い事の中でピアノが一番好きです」と、とても嬉しい言葉もくれました😭💕
その間、与えられた曲だけではやる気が出ませんので、基本になる教材と、その時にM君が弾きたい曲を練習しました。
10月に行う発表会では弾きたかった曲（アニメの劇場版の主題歌に使われているエヴァンゲリオンの曲）を選びましたが、出てくる音やリズムなどが複雑で難しいです。
なかなか練習もはかどりません。
普段はゆっくり、少しずつ少しずつ弾けるようにしていけるのですが、今回は発表会という期限が決まっています。
少しずつ弾けるようにはなってきたものの💦
でも、レッスン中にM君は
「ここは、僕には難しすぎるから、こういう風に弾いてもいいですか？」と、分散和音のところをコードでジャーンと弾くことを提案してくれました。
「いいと思うよ👍」
その後ここはどうしようか？終わり方は？など、M君が取り組めそうな形にアレンジし、最後まで弾くことができるようになってきました。
そこから目標設定。
”発表会ではどのように弾けるようになりたい？”
「ん〜・・・自分が気持ち良く弾けるくらい。です。。」
「なるほど。OK！じゃぁ、本番でそんな風に弾けるように練習しないとね！今まではどんな風に弾いていいかもよく分からなかったから、なかなか練習も捗らなかったと思うけど、今日さっき弾いた時、自分でしっかり弾けたよね？だから、毎日の練習もちゃんとできると思うよ！」
「はい！」
目標設定もしました。自力で弾けるようにもなりました。
あとは日々の練習に尽きますね。
M君ならきっと怒涛の追い上げを見せてくれるのではないかと期待しています✨
どんな風になっていくか。来週のレッスンが楽しみです♪
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